海外で働くということ
ちょっとまじめな話。
日本での仕事がストレスだからオーストラリアみたいな国で仕事したい、とよく言われます。
確かに、こっちは金曜日の夕方4時の段階ですでにパブやバーが人で溢れているし、平日も日本みたいに夜中まで残業なんて絶対にありえません。5時、6時には帰宅し、仕事後の家族との時間を大切にする。
日本は、仕事=家族になりがちかな。
オーストラリアは、あくまでも、仕事<家族なんですね。
この考え方が多くのオーストラリア人の根底にあり、だからこそ国単位で働きやすい環境になっているのではないかと思います。
雇用者の権利もきちんと法律で守られているため、仕事に不満や不服がある場合は法律に則り会社を訴えれば、ほとんど勝訴となるケースが多いようです。
私も仕事<家族という考え方にはすごく賛成です。家族のために必死に働かないとという状況はあるかと思いますが、でも家族との時間は有限です。本当に大切なものを見失わないように、仕事にのまれないように、うまくやっていく必要があるかと思います。
働く環境といった点で、日本よりオーストラリアの方が良いのかもしれませんね。
それを夢見て日本からやって来る人たちが多いのですが、大切なことが抜けている場合が多々あるんです。。。
海外で働く際に、絶対に必要なものが。
それが、「ビザ」です。
もちろん来豪するために、ビザは必須なのでビザを取得して来るのですが、ビザの問題を抱えている人たちが意外と多いんですよね。
ビザの種類にも色々ありますが、大抵はワーホリか学生です。(観光ビザでは働けません)
ワーホリに関しては言いたいことが山ほどあるので、また別の機会に話すとして、海外で働くには「労働可能なビザ」を持っているということが最低条件であるという認識が抜けがちなんですよね。
日本では当然日本人であれば必要ないものなので。
さらにさらに、ビザがあればずっと働けるという考えも間違いで、国の規制改正によっても状況は変わるんです。
先日、規制改正のあったビジネススポンサービザ457がキャンセルになるという事態が起きました。
オーストラリア人の雇用を守るために、移民の雇用者を削減する方向みたいです。
母国ではない他国に移民として住んでいるため、日本国籍を放棄しオーストラリアの市民権を獲得しない以上、どうしても雇用政策によって労働環境は左右されてしまいます。
現在はワーホリや学生ビザでこっちにいて、将来的にビジネスビザ取得→永住権を目指し頑張ってきて人たちも今回の法改正によりビジネスビザが取得出来ないため、帰国をせざる終えないというケースを見て来ました。
つまり何を言いたいのかというと、海外で働くということはそれなりのリスクと不安定要素も出て来るので、来豪する前によ〜くよ〜くリサーチした上でそれでもオーストラリアに来たいという思いがあるのであれば来た方がいいと思うんですね。
特に会社を辞めてこっちへ来る人など、人生の大きな転換期になり得るからこそ、よーく熟考して欲しいなと思います。
これから希望と夢を持って羽ばたいてく人たちを心より応援しています!!
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