身近な人、自分自身を孤独死から防ぐには①
孤独死とは、大辞林によると、
だれにもみとられずに、死亡すること。特に、一人暮らしの高齢者が自室内で死亡し、死後しばらくしてから遺体が発見されるような場合についていう
ニッセイ基礎研究所の調査では、孤独死は1999年から10年間で約3倍に増えているらしい。
今はオーストラリアに住んでいるけれど、老後はどこで暮らそうかと考えた場合、日本も選択肢の一つ。
孤独死というのはオーストラリアでも起こり得ることだけれど、総人口と高齢者の比率を考えた場合、日本での発生率の方が明らかに高いと思う。
今回、この「孤独死」に関して改めて考えさせてくれた本が、菅野久美子さんの「孤独死大国 予備軍1000万人時代のリアル」。
菅野さんがインタビューした神奈川県横須賀市で新聞配達をしていたとある男性は、15件近くの孤独死に遭遇したことがあるとのこと。
「ポストに新聞が溜まっていて、あれっ、おかしいなと思って見つけちゃうパターンが多いです。すごかったのは、死後半年ぐらい経った女性。一戸建ての玄関で倒れていたんですが、体液も完全に抜けきって、ミイラみたいになっていました。すぐに警察に通報したんですが、あと2歩、3歩出ていれば外に助けを求められたのに・・・」
こういった状況を防ぐためには、人間社会においては基本的だけれど、とても大切なことがあるようです。
次回へ、続く・・・✏️
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